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日志


2005/9/25

カルピコ

 
ホテルでシャワーを浴びた後、ようやく辿り着いた
 
クメール料理レストラン。久々のカンボジア料理である。
 
 
魚のスープや生春巻きなどティピカルな物を無視して
 
カボチャづくしのオーダー。ガルニチュールにアンコールビール
 
を添えるのもモチロン忘れずに。
 
 
まあ、カボチャづくしといってもカボチャのスープとカボチャの
 
グラタンのみだが、量があるのでかなり腹は満たされる。
 
ご飯も食い放題だし。
 
 
両方とも文句なく美味かったが、特筆すべきはグラタンで
 
中のカボチャは甘く煮てあり、肉じゃがを彷彿とさせる。
 
煮込みやシチューをグラタンにする料理は存在するが
 
肉じゃがの味がするカボチャを食べたのは初めてだった。
 
日本人の口に合うので、興味がある方は、肉じゃがグラタン
 
を作ってみてください。
 
 
久しぶりにブログでマトモな事書いたな、俺。よし、偉い。
 
 
腹ごなしに再びチャリンコで町外れを徘徊。
 
 
突然のスコールに見舞われた。
 
 
街灯がない為視界がおぼつかない上に、デコボコの悪路
 
に水が溜まりぬかるむ。しかし、その道を昼間よりスムーズ
 
かつスピーディーに走る従兄。
 
流石は自称、遊びの特攻隊長である。
 
 
従兄が向った雨宿り先に着いて行くと
 
そこは妖しいネオンが光る置き屋だった。
 
流石は自称、遊びの特攻隊長である。
 
 
とりあえず、雨宿りしながらビールを注文してみる。
 
英語の喋れる従業員に話を聞くとここは、
 
カラオケBOXで女の子と話しをして
 
気に入ったらお持ち帰りというシステムであった。
 
 
とりあえず女の子を見ようという事になって
 
従業員に案内された小屋に入るとそこには
 
大量の女の子達がブロイラーのひよこのように
 
詰め込まれていた。
 
 
『早く選びなよ!ボクもう選んじゃったよ!』
 
 
「早っ!つーか今人数数えちゃったよ!80人!スゲー!」
 
 
こんなに沢山の中から1人を選ぶのは大変なので
 
とりあえず
 
 
「日本語喋れる人?」
 
 
と試しに聞いてみたが返事がない。
 
 
その後、英語かタイ語を喋れる子が少し挙手したので
 
その中の事務員風の格好をした子を選びBOXへ。
 
 
中に入ると一緒に変なオバちゃんも入ってきてビールを
 
注いでくれる。カラオケは日本語、韓国語、タガログ語
 
タイ語、英語などの曲が入っていた。
 
 
『ココ古いのしかないよー』
 
 
といいながら、山下達郎のRIDE ON TIMEを熱唱する従兄。
 
 
俺は隣の女の子に英語で名前は?と聞くが返事はない。
 
喋れるといって挙手した彼女は全く英語が喋れなかったのである。
 
 
従兄の呼んだライオネスコーヒーキャンディー色の女の子は
 
タイ語が喋れたので、彼女を介して会話をする。
 
 
暫くすると会話がしんどくなったのか、カラオケを唄うよう執拗に
 
言われるのでQUEENのSOMEBODY TO LOVEを適当な歌詞で唄った。
 
そして、1時間したら教えてと言っておいたオバちゃん主審に
 
タイムアップの笛を吹かれた。料金は20米ドル。
 
 
『彼女17歳だって!ボクと一緒に帰りたいって言ってるよ!
 
ボクに惚れちゃったよ、どうしよう!』
 
 
と、のたまう従兄を連れて2人で雨上がりの悪路を再び町に戻った。
 
 
そして翌朝
 
 
ホイコーローを食べた後、タイに戻る為にまた車をチャーター。
 
今回は相乗りで帰る為、数人をピックアップしながら出発。
 
 
助手席にクメール人のオバちゃん。後部座席に従兄、日本語
 
を喋るヘンなオッサン、俺、Tシャツでフルチンの子供、木の皮
 
をクチャクチャ食ってるオバアちゃんの5人が座った。
 
とにかく狭いしフルチンの子供を見た従兄に
 
 
『うわー!オシッコかけられるよー!』
 
 
とか言われたりしながら5時間耐えてタイに戻ってきました。
 
 
『平成元年岩手住ンデマシタ。
 
岩手田舎ネ!ナニモナイヨ!ヒーヒッヒッヒ!』
 
 
という日本語を喋るオッサンの言葉をカンボジア旅行
 
の閉会の言葉に代えさせていただきます。
 
 
あ!アンコールワット行き忘れた!
2005/9/23

チャーリーテンプル

 
古着のTシャツにGパンにリストバンド。そしてワックスで逆立てた
 
髪型でチャリンコをこぐ後姿は20代に見える従兄。
 
 
その後ろを暫く追走して行くと町外れの村みたいな所に辿り着いた。
 
そして従兄が一言
 
 
『僕達どこに行くんだろう?』
 
 
「アハハハ、その言葉を聞くと東南アジアに来たなあって実感するよ!
 
で、気になる答えは、そんなモン俺が知りたいよ!」
 
 
その村で立小便をした従兄に、『戻ろう!』と言われた俺は
 
汗だくで30分近くやってきた道を戻らされることに。
 
結局立小便ポイントを片道30分かけて探しに来たようなモンである。
 
 
その後、市場に行った帰りに看板を見つける俺達。
 
そこには
 
 
『→アンコールテンプル』
 
 
と書いてあった。
 
 
『あっ!アンコールテンプルだって!よーし、右に曲がろう!』
 
 
「OK!でも果てしなく道が続いてるよ!結構距離あるんじゃない?」
 
 
なんて会話をしながら右折
 
 
何かのスイッチが入ってしまった俺は隣の3人乗りのバイクに乗った
 
子供を笑わせるため、変な顔をして子供の顔を見ながら全力でバイク
 
と並走。そのまま1キロ近く走って後ろを振り向くと従兄が遥か後方に。
 
 
『ハァ、ハァ・・・ダメだよ、この先にアンコールテンプルはないよっ!』
 
 
待っていた俺に追いついた従兄が、『疲れたから戻ろう』という一言
 
を言えずにキャラメルの箱でエッフェル塔を建てるようなウソを発射。
 
 
見た目は若いけどやっぱり体力的には40代なんだなあ。
 
 
と思った帰り道、俺を振り切って物凄いスピードで走り出す従兄
 
 
「どうしたの?急に?」
 
 
『今バイクに乗っていた子の後姿がボクの好みだったから!!』
 
 
という理由でバイクを抜かして彼女の顔を確認していた。
 
まだ、体力的には大丈夫みたいだ。
2005/9/20

盛岡

 
『彼女にお土産買わないで良かったー!』
 
 
昨夜の失恋?のショックは全くない事を確認して2日目がスタート
 
 
とりあえず、1台40バーツでチャリンコを借りて出発。
 
 
『カンボジアっていいでしょー?だって、タイバーツで支払いが
 
できちゃうんだよ!!さて、どこ行こっかー?』
 
 
「どこでもいいよ!」
 
 
みたいな会話をしながらチャリンコをこぎ始め、しばらく通りを
 
進んでから思い出したようにUターンをする従兄
 
 
「え?どこ行くの?」
 
 
『両替しよう!』
 
 
「え?だって、タイバーツ使えるってさっき言ったばっかりじゃ・・・」
 
 
とにかく会話にならないので両替を待つこと数分。
 
戻ってきた従兄は、便秘が治った時のような清々しい
 
表情でチャリンコに再度またがり
 
 
『これで、鬼に金棒だね!』
 
 
という、誰が鬼で何が金棒で、言葉の使い方も合っているのか
 
間違っているのかも分からなくなってくるような台詞を吐いて出発。
 
 
刹那
 
 
俺達を必死で追いかけてくる女の子。何だ?新手の逆ナンですか?先輩?
 
 
モチロンそんなワケなどなく、従兄が両替所前にあったその女の子の
 
自転車に間違えて乗り、颯爽と走り去ったからであった。
 
無意識でチャリンコ泥棒するのはもうやめようね。お願いだから。
 
 
その後、中華料理店の前で急ブレーキして
 
 
『ホイコーロー食べたくない?』
 
 
「夕べ食べたばっかりだから、今日はカンボジア料理食おうよ!」
 
 
『OK!ボク美味しいところ知ってるから!』
 
 
という会話をして辿り着いたのは
 
北朝鮮レストラン『ピョンヤン』
 
 
カンボジアと北朝鮮は友好関係にあるらしく、確かにこの辺りのレストラン
 
はハングル文字だらけであった。が、俺が食いたいのはカンボジア料理。
 
 
もう、ツッこむ気力もなくなった俺は店内に入って冷麺をオーダー。
 
うん、美味い!冷麺!それに女の子もカワイかったし、俺の顔を
 
しばらく見続けているのでその気になっていたら
 
 
『ジャパニーズ?』
 
 
と聞かれてただ珍しいだけだったのかとガッカリしたり
 
その横で、従兄が
 
 
『彼女、多分ボクに気があるよ!』
 
 
とか言い出すので、同じ思考をしてしまった自分に罰を
 
与えたくなったり・・・とにかく美味かったです、冷麺。
2005/9/17

コイビトとトモダチ

 
中華料理店での3本目のアンコールビールで従兄がホロ酔い
 
になった後、お気に入りのカワイイ子がいるというマッサージ店に出撃。
 
 
『いるかなー?あの子いるかなー?』
 
 
と、ブツブツ言いながらマッサージ店に到着、刹那
 
 
『イターーーーッ!いたっ!いたっ!いたよーー!あの子だーーーっ!』
 
 
と、加速装置のスイッチを入れた従兄がマッサージ店の前に
 
置かれた椅子に座っている女の子にヘッドスライディング気味
 
に近寄り、手を引きながら
 
 
『行こっ!マッサージ行こっ!』
 
 
と、日本語で話しかける。が、次の瞬間
 
自分の腹部を指差し微笑む彼女
 
 
『あ!あああああっ!妊娠してるよ・・・』
 
 
「うわ、キツイね、コレ。しょうがない、今日は2人のサラダ記念日ということで・・・」
 
 
と、俺が慰める言葉を遮って
 
 
『ボクの恋は脆くも終わった・・・』
 
 
と、呟く従兄
 
 
「え?恋?恋だったの?フハハハハ!」
 
 
陳腐な台詞に笑ってしまったが、とにかくマッサージ部屋で
 
違う女の子にマッサージを受けながら眠ってしまった。
 
 
今日はもう疲れたからホテルに戻って眠ろうという事で
 
欧米人だらけのBARでビールを数杯飲んでホテルに帰還。
 
 
ホテルのオーナーに
 
 
『トゥモロー、バイシクル、レンタル、OK?(明日は自転車貸してね!)』
 
 
と、オーナーと仲良しと豪語する従兄が英語
 
で頼んでいたが、チェックインの時
 
 
従:『久しぶりだねー!元気!えっと、2人なんだけどバーツでいくら?』
 
 
オ:『550バーツ』
 
 
従:『高いよー!友達なんだから500にまけてよ!』
 
 
この前タイ人を日本食屋に連れて行って、自分は冷やしトマトしか
 
頼んでないので5000バーツ奢ってたのになんで50バーツを値引き
 
するんだろう、この人は?50バーツって150円くらいなのに。
 
 
オ:『フェーンだったら500バーツでOK!』
 
 
従:『え?フェーンって何?恋人?』
 
 
「いや、タイ語では恋人って意味だけどここカンボジアだし、英語で
 
会話してるんだから、フレンドだったら500ってことじゃない?」
 
 
という俺の推測も結局はハズレで、フェーンはファン(扇風機)だったのだが
 
従兄がキレ始めたので渋々、冷房付きを2泊で1000バーツにしてくれたオーナー。
 
 
『うわー!ありがとう!ね、僕達友達なんだよ!はいチップ!』
 
 
といって100バーツをオーナーに手渡す従兄。
 
 
この長い交渉はいったい何だったんだろう・・・
2005/9/16

メルローズ

 
バンコクのモーチット北バスターミナルで、アランヤプラテート行き
 
のバスのチケットと肉まんと栄養ドリンクを購入。
 
 
ガラガラの車内で、咀嚼した肉まんをリポビタンDで
 
胃に流し込みながら
 
 
『ガラガラだから客拾うために遠回りするよこのバス・・・』
 
 
と呟く従兄。結局、その言葉どおり到着時間は1時間遅れ。
 
そして、国境までのトゥクトゥクで、ボッタくろうとした運ちゃんを
 
タイ語で大声で怒鳴りつけている従兄は本当に気が短い。
 
が、怒りを3歩歩いて忘れる特技も持ち合わせている。
 
 
そんなこんなで国境のマーケットに向った俺達。
 
目的は、シェムリアップのマッサージ屋で働いている、従兄が
 
気に入っているカワイイ子にお土産を買うためである。
 
10分で洗濯物が乾きそうな猛暑の中、早く切り上げたい一心で
 
 
「このミッキーマウスの時計にしなよ。目が変な方向いてるし
 
パリのディズニーランドで買ったって言えばいいんじゃない?
 
もう片方の目はロンドンを向いているっていう暗号も隠されて
 
いるかもしれないし」
 
 
と、俺が言うと
 
 
『あ、あのピンクの子カワイイ!』
 
 
と、全然聞いてない従兄
 
 
「そんなんいいから、まずは人の話を聞こうよ!えっと、その
 
あ!あの水鉄砲欲しいなあ、俺・・・」
 
 
だいぶ直射日光にヤラれてきたので、マーケットは帰りに寄ろう。
 
という意味不明の約束をしてお土産を買わずに入管に向った。
 
 
そして従兄が入管で引っかかり、1時間以上炎天下の中で
 
待たされる俺。朝早く出て、夕方にはシェムリアップに到着しよう!
 
とか言っていたのにこの時点で時刻は15時を周っていた。
 
 
さて、ここから悪路を進まなければいけないのだが
 
昨年はここから荷台に17人乗って11時間。身動きが取れない
 
中、一緒に積まれたドリアンが足に突き刺さって流血したり
 
もう一方の足には生のイカがへばりついて気持ち悪かったり臭かったり
 
夜、荷台のヘリに座っていた俺が進行方向に目を向けた途端
 
眉間に石がブチ当たったと思ったらデカイバッタの大群だったり
 
そのバッタを拾ってペットボトルに詰めている子供を見たり、
 
バッタのフライを買えって言われたり、橋が落ちていたり、車が
 
壊れたり、到着後のホテルでシャワーを浴びたら赤い水が出て
 
マイッタネ、今夜とか思っていたら、それは自分の身体にこびり
 
付いた赤砂だったり、という悪夢が蘇ってきた。
 
 
『今回はお金パワーでカムリをチャーターして楽チンチンだよ!』
 
 
という従兄に着いて行くと、また可哀相なクメール人が従兄に
 
車チャーターの料金交渉をしてきて怒鳴られていたが、とにかく
 
運転手と直接交渉して出発することになった。
 
 
いやあ、車はやっぱり快適だね。と、思ったが、やっぱりこの
 
舗装されていない悪路をロデオ・ドライブしていると、肛門から
 
リトル・トーキョーとか内臓とかが飛び出しそうになる。
 
しかし、道中150キロを4時間で到着することに成功。
 
 
「早速シャワーを浴びて、カンボジア料理を食いに行こう!」
 
 
という俺の申し出を快くOKしてくれた従兄に中華料理店に
 
連れて行かれ、アンコールビールでホイコーローを胃に流し込んだ。